つみたてかんたんシミュレーションご利用にあたってのご留意事項

つみたてかんたんシミュレーションではハッピーエイジング・ファンド（以下当ファンド）^＊1の長期目標リスク及び長期期待利回り^＊2を基に、シミュレーション結果を算出しています。当資料ではシミュレーションに用いられる長期目標リスク及び長期期待利回りとシミュレーションの計算方法について紹介しています。

1. 長期目標リスク及び長期期待利回りについて

1）長期目標リスク

当ファンドには目標リスク水準の異なるファンドがあり、リスク許容度等に応じて選択可能です。それぞれ、目標とするリスク水準を実現しつつ、それに見合う利回りを獲得できるように投資配分^＊3を決定しています。ハッピーエイジング・ファンドの長期目標リスクと実績リスク（年率）は次のとおりです。

	長期目標 リスク	実績 リスク
ハッピー エイジング20	16%	15.5%
ハッピー エイジング30	13%	12.7％
ハッピー エイジング40	10%	9.0％

当ファンドでは、長期目標リスクを前提に、株式の合計投資割合について制約を加え、平均分散法を用いて最適な投資割合を決定しています。

平均分散法による投資配分比率の決定は、各資産の期待利回り、リスク及び共分散に基づき、選択可能なポートフォリオの範囲内で、同一目標リスクの下で最も高い期待利回りとなる投資配分比率を選択する手法であり、現代で広く受け入れられている投資配分比率の決定方法です。

2）長期期待利回り

当ファンドで採用している各資産の期待利回りの推計には、ビルディング・ブロック法を採用しています。ビルディング・ブロック法では、複数の要素の利回りを積み上げることで各資産の期待利回りを推計します。要素の利回り推計は、投資家の視点から資産の利回りを考えるデマンドサイド・アプローチに基づいています。

デマンドサイド・アプローチでは、投資家がある資産に投資を決定する際には、その資産から期待できる利回りがその資産のリスクに見合う水準であるかを勘案し、リスクに対して適正または大きな利回りが期待できる場合に投資を決定すると考えます。仮にリスクに対して高い利回りが期待できる資産がある場合、現代の資本市場においては、多くの投資家が投資することで価格が上昇し、長期的には各資産の期待利回りはそのリスクに見合った水準に収斂すると考えます。逆に、リスクに対して期待できる利回りが低い場合は、逆のプロセスにより価格が下落し、長期的には各資産の期待利回りはそのリスクに見合う水準に収斂すると考えられます。

デマンドサイド・アプローチは、より高いリスクの資産にはより高い利回りが要求されるという基本的な枠組みをベースとしており、長期投資において過去の実績からも一定の有効性が期待できるアプローチだと考えます。

資産	長期期待利回り
国内債券	1.8%
国内株式	5.5%
外国債券	4.6%
外国株式	7.0%
エマージング株式	7.9%

	長期期待 利回り	実績 利回り
ハッピー エイジング20	4.3%	4.8％
ハッピー エイジング30	3.9%	4.1％
ハッピー エイジング40	3.1%	3.1％

2. シミュレーションの計算方法について

当社が想定する各ファンドの長期期待利回り及び長期目標リスクに基づき、モンテカルロ法^＊6を用いて計算しています。サンプル数は10,000としています。評価額（シミュレーション結果）は対数正規分布に従うとの前提で評価額を求め、表示しています。運用成績がそれぞれ上位30%、上位50％、上位70％の予想資産額を表示しています。

• 上位30％の場合：資産価格が上位3,000番目のサンプルの値とします。
• 上位50％の場合：資産価格が上位5,000番目のサンプルの値とします。
• 上位70％の場合：資産価格が上位7,000番目のサンプルの値とします。

なお、「ファンドの設定来の利回り（信託報酬控除後・年率）を使ったシミュレーション」では、モンテカルロ法は使用しておりません。ファンドの設定来の運用実績（信託報酬控除後）を年率換算した値を用いて複利計算をしています（運用実績は2000年7月末～2023年9月末時点）。

シミュレーション結果の金額や確率はあくまで過去の実績や実際のファンドの運用結果より統計的に計算したものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。運用成果によっては損失を被り、投資元本を割込むおそれがあります。入力された取引と全く同様の取引を現実に行った場合でも、本機能で表示される結果と現実の結果が一致しない場合があります。

【当資料のご利用にあたっての注意事項】

• 当資料は、ハッピーエイジング・ファンド（以下当ファンド）を運用する債券運用部が算出したファンドの長期期待利回り及び長期目標リスクとつみたてかんたんシミュレーションの算出方法に関する情報提供資料であり、法令に基づく開示書類ではありません。当ファンドの購入のお申込みの際には販売会社より投資信託説明書（交付目論見書）をあらかじめ、または同時にお渡しいたしますので、必ずお受け取りの上、詳細は投資信託説明書（交付目論見書）をご確認ください。
• 当ファンドは、値動きのある証券に投資しますので、基準価額は大きく変動します。また、外貨建て資産に投資する場合には、為替リスクがあります。投資信託は、リスクを含む商品であり、運用実績は市場環境等により変動します。したがって、元本が保証されているものではありません。
• 信託財産に生じた利益および損失は、すべて投資者の皆様に帰属します。投資に関する最終決定はご自身の判断でなさるようお願い申し上げます。
• 投資信託は、預金や保険契約と異なり、預金保険機構・保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。
• 登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。
• 当資料に記載されている数値は過去の実績等を示したものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。
• 当資料に記載されている各数値は四捨五入して表示していることがありますので、誤差が生じている場合があります。
• 当資料に記載されている各事項につきましては、正確性を期しておりますが、その正確性を保証するものではありません。当資料に記載の当社の意見等は予告なく変更することがあります。
• 当シミュレーションは投資勧誘を目的とするものではなく、シミュレーション等に基づく参考表示による、情報提供を目的とするものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。

（2024年4月作成）